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レフが使えない野外(色温度の話も含めて)【2004/02改訂】

 さあ、ここから室内撮影といきたいところですが、もうひとつだけ、屋外のロケにおいてレフが使えない場合っていうのもやっておきましょう。 

ロケーションにおけるレフ以外の照明はありうるのか

 例えば移動するクルマ。クルマを運転する人物と外の風景とを一緒に見せようとした時、天井があって光が回らない車内と外の流れる風景には大きな明るさの差がある。当然動いているわけだからレフは使えないし、まずあてる場所も取れないだろう。これをノーライトで撮影すると、車内か車外のどちらかにカメラの絞り(アイリス)を合わせねばならず、運転手をちゃんと見せようとすると、窓外の流れる景色が白く飛んでしまうし、窓外をしっかり見せようとすると、運転手がシルエットになってしまう。
 そこで、ここではバッテリーライトを使ってみたい。プロではシネキンと呼ばれるバッテリーライトのおばけのようなものを使うことや光量の強いHMIのバッテリーライトを使うこともあるが、ここでは機動性と予算を考え、通常のタングステンタイプのバッテリーライトを例に説明する。

色温度の話

 タングステンというのは、光の色温度のことである。細かい説明をするとわかりにくくなると思うので、あなたの持っているホームビデオのカメラを例に大ざっぱに説明したい。ホームビデオのカメラには、たいがい太陽マークと電球マークの切り替えスイッチがついている。これは、カメラの色温度切り替えのスイッチで、これを切り替えてその光が持っている本来の色と私たちが感じている見ための色を調節しているわけだ。つまり、太陽光線は本来青っぽい光を発しており、電球の光は本来オレンジっぽい光を発しているのをカメラの電気的なシステムで、私たちが普段感じている普通の色合いに調整しているのである。
 タングステンタイプのライトというと、このオレンジっぽい光を放つライトということをいう。通常のライトは大体これにあたる。また、太陽光のような青っぽい光のことは、デイライトという。太陽光線の他に一部の例えば電球の前に青く塗ってあるライトやHMIなどはこれにあたる。蛍光灯は、厳密にいうとこれのどちらでもないが、どちらかというとデイライトに近い光の方がミックスした時にはなじむように思われる(蛍光灯はグリーン系の光になるが、最近は昼色光、電球光とタイプ別の蛍光灯があり、これがそれぞれデイライト、タングステンという判断で構わないだろう)。
 レフの場合は、太陽光線を直接反射させているので、この光の色の差が出るとはいえず気にすることはなかった。しかし、太陽光線下で別にライトをたこうというなら気にしなければならなくなるのだ。

移動するクルマの車内をバッテリーライトで照明

 話を戻そう。ここでは今、移動するクルマの車内をタングステンタイプのバッテリーライトで照明しようとしている。ということは、車内がオレンジで、窓外が青い光の混合照明で構成されることになる。これでは自然な雰囲気は作り上げられない(時にわざとそうすることもあるが)。そこで、バッテリーライトに青い照明用のフィルターをつけて、光を太陽光と同じような色合いにしてやる(太陽にはフィルターがかけられないので、バッテリーライトを太陽の色合いに合わせる)。
 青い照明用のフィルターは、色温度調節用の照明用フィルターとして、数社から発売されていて、それぞれ名前が違うが、俗にB3とかB5とか呼ばれているものを使う。B3とB5の違いはフィルターの濃さの違いであり、色温度的にたいがいはB5を使うが、ライトの光量 が弱い場合(太陽が強すぎてライトがきかない場合)などは薄めのB3を使って少しでも光量を稼ぐ。これは、色温度は厳密には合ってないけど、まぁ暗いよりいいやという場合の方法である。照明用のフィルターは、大型のカメラ屋で照明機材なども取り扱っているところや照明機材レンタル会社などで一枚2000円弱(シネシートサイズ)で入手できる(撮影用のフィルターと間違えないように)。
 照明の位置は、撮影アングルによって色々あるが、サイドミラーなどにガムテープでぐるぐる巻にすると、前方から照明できるので便利である。ただ、これも法律で禁止されているらしいのでここでは推奨しない。便利だなぁとしか言えない。ちなみにバッテリーライトは250wクラスが2台くらいあればそこそこいける。なんせ太陽の下ですから、バッテリーライトは光量があるにこしたことはないのだが、なければないで照明の位置を近づけるなど工夫してみて欲しい。 これに限らずクルマを使った撮影は大変な危険が伴う。万が一を考えて万全の体制でのぞんで欲しい。
  

 
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