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様々な撮影方法【2004/05改訂 写真を追加しました】

 撮影をやっていると段々と低予算なりに見ごたえのある映像に挑戦していきたくなるものです。ここではDVなどの小型カメラを中心とした撮影効果をそれなりに低コストで実現する方法と問題点などを検討していきます。

ドリーとミニジブ

業務用のミニジブ
下にドリーのレールが引かれているが、
この写真だと少しわかりづらいかも
業務用ミニジブを組み立てている所
下のタイヤドリーは別料金
組み立てには 最低2人くらいが必要だろう

 あらゆる映画やテレビドラマで日常的に使われているドリー(移動車)はレンタルしても1日1万数千円なのでパーソナルインデペンデントで使用することも可能である。だが問題は運搬で、業務用の映像機材はとかく大きく普通の乗用車では苦しい。
  その代替としてよく使われるのが荷物運搬用台車とか車椅子(パラリン)である。台車は雑貨屋で7000円くらいから購入できるし、車椅子はレンタルで1日5000〜6000円といった所だろう。だが、当然振動は抑えられず、結局手持ちにしたりして通常の手持ちカメラとあまり変わらない画になりがちである。ただ、車椅子に関しては、台車よりかは振動は少なめ、さらに人が歩くシーンなどのカメラが後ろ向きで動く、それも長い距離になると小回りのきかないドリー以上の武器となりうる。
 間違っても買ってはいけないのは、三脚の下につけるタイプのドリーだ。一部のプロ用の商品を除いて、台車以上に振動を拾って使い物にならない。あれは、地面が平らな場所だけで使用できるいってみればブライダルビデオ限定の商品だと思った方がよい。

  ミニジブ(1m程度上下できるミニクレーン)には最近小型カメラ用のものが出てきて、業務用の三脚の上にアームを取り付けるタイプのものがある。組み立ては若干複雑だが慣れれば5〜10分で大丈夫だし、パーツも細かく紛失しそうだが、それだけコンパクトにまとめられているといえる。まず、何より操作性が業務用に比べても遜色ない点がいい。余裕のある現場では威力を発揮するだろう。
  代替するには一脚という三脚の脚が1本しかないものや長い棒の先にカメラを取り付けたりして脚立などを軸に手持ちで同様の上下動をする方法があるが、あまりうまくいった覚えはない。

クレーン

街角でのクレーン撮影の様子
撮影には道路使用許可の他、
細心の注意を払わねばならない
クレーン撮影の代替に高所作業車
高さはクレーンより稼げるので
俯瞰撮影や俯瞰からのライト照射にもいい

 クレーンは、もっとも映画的な撮影効果のひとつだろう。レンタルするにも高いし、専任のスタッフがついてきたりして、パーソナルインデペンデントで使おうという気にはならない。
  が、あえて同様の効果を求めるのであれば工事用の高所作業車輛を使う手もある。ただ、こちらの方は移動の時間をコントロールできないのと、動きだしや止まりに振動があるので、やはりあくまで代替にしかならない。ただ費用は撮影用のクレーンの下手すると1/5くらいだったりするので、俯瞰で動かしぱなしのような移動効果ならなかなかの威力を発揮できる。

ステディカム

(どなたか写真のある方ご提供願います)
   
     

 キューブリックの「シャイニング」で有名になって以来、人の歩き、走りを追いかけるなどの防娠に効果的なステディカムは、業務用も含めて風に弱いといわれる(最近はどうなっているかわからないが)。
  私の所有するステディカムJRという商品は小型カメラ用のステディカムで、購入当初は積極的に使っていたが、若干の練習とカメラごとの調整、腕の力だけでカメラを支えるため疲れるという理由で現在はめったに使用しなくなった。現在では各社から様々な防娠の機材が発売されているので、使える機材も出てきているだろう。
 ただ、ここで勘違いして欲しくないのは、これらのステディカム系の防娠機材は決してドリーの替わりにはならない。ドリーは画角をここからここまで移動すればこうなるということを確実に設定できるが、ステディカム系機材はあくまで手持ちの延長線上の機材といえる。
 これらの防娠装置を使わず同様の効果をあげる方法としては、三脚の脚の下部に重りを取り付けて三脚ごと手持ちで使用するというのが有名であろう。もちろん画角は液晶で確認する。

車載撮影

業務用の車載撮影装置をセットした所
高級車とかにはあんまりやりたくない気も…
万が一に備えガムテープで補強する(公道では違法です)
スーパーグリップという吸盤が一つのタイプ
こちらも業務用
車種によって使い分けている

 照明の所でも少し触れているがクルマの表面にカメラを搭載して撮影する方法である。一般道(高速道ももちろん)では道交法的には違反らしいので、あくまで私有地でということで説明しておこう。
 業務用には吸盤を使った各種の機材がある。ただ使用する際にはさらにガムテープなどでぐるぐる巻きにしておいた方がよい。ぶつかっても取れないくらいの勢いで対応しておいた方がよい。クルマの種類によっては丸みがありすぎる部分にはくっつきにくいこともあるので注意が必要だ。
 小型カメラ用にもいくつか商品があり、価格相応の効果はあるといっていいだろう。高いものでも2万円以内で買えるのでこの場合は安全性も考え、これらの商品の購入をお勧めする。この場合もガムテープでぐるぐる巻きにするのを忘れずに。

  

お願い
ここの記事にはまるような小型カメラ用の機材の写真をお持ちの方おりましたらご提供ください。
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