OPEN EYES TOP
越坂康史WEBSITE





 
イマジナリ−ラインの越え方多層VトラックのEDLデータ移行方法サウンドをデザインする
     

多層VトラックのEDLデータ移行方法【2005/10】

 EDLをご存知でしょうか? 編集のIN点OUT点などをやりとりするデータで、これを入出力できると他の編集システムでも編集情報を共有できるという優れものなのですが、ひとつだけ欠点があります。それはノンリニアなどでビデオレイヤーを多層に重ねた場合ベースになるV1のトラックしか検出しないこと。つまりはV2とかV3はEDLに書き出せないわけです。それを簡単に回避して他の編集システムにデータを持っていく方法をお教えします。

(1)まずすべてのVトラックの前を開けて、基準となるクリップをつくる
 同じスペースを開ける。基準となるクリップはカラーバーとか何でもいい。

(2)V2トラックのクリップをすべて基準となるクリップとともにV1の後ろへ持っていく
 ここまで書けば、勘のいい人はもうわかるかも知れない。クリップの空きを崩さず移動する。

(3)V3トラックも同様にV2の後ろへ持っていく
 これもクリップの空きを崩しません。同様にV4、V5があれば同様に後ろにもっていく。
 
つまり、すべてV1トラック上に並べてしまう。

(4)EDLを出力する
 V1上ですべて展開しているEDLを書き出す。

(5)他の編集システムでEDLを読み込む

(6)基準となるクリップを目印に、V2、V3にあったクリップをそれぞれ元に戻す
 基準クリップを削除してスペースを戻せば完了となる。


 なーんだ、って感じでしょうが、てんぱっていると気づかないものですね。

 
イマジナリ−ラインの越え方多層VトラックのEDLデータ移行方法サウンドをデザインする
     

Copyright(c)OPENEYES All Rights Reserved.